6.陶芸徒然草 1月
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2000年の陶芸徒然草へ
4日(木)
どうも、この年末年始寒さが一段と増して、陶芸をする気も鈍ってしまった。明日から仕事なので、さすがにこのまま勤めに入るのも味気ないので、重たい腰を上げた。先ず本焼き、それから轆轤挽き。素焼きの時、爆発してしまった土瓶を再度挽いた。土は、土鍋土なのだがペタライトが入っていて土は細目、どうも、空気が抜けにくいようだ。今度は爆発しないかの自信はあまり無い。
7日(日)
今日は日曜だけど、明日も成人式でお休み。なんとなく違和感を感じる。土鍋土の仕上げで、土瓶とお粥用の土鍋を作った。疲れたところで、丁度終わった。時間は夜中の12時。作業の途中での外気温は、2〜3度。その頃は、未だ雨と雪の間。雪だるまを作ろうと少し転がしてみたが、泥がついて未だ雪が足りない。そんな音を聞いて、飼犬が思わず飛び出してきた。初雪や岩に染み入る、違った。ともかくとても心地よい景色だった。と、普通の日記になってしまった。
14日(日)
日本橋三越で開催されていた「やきもの探訪展」に行く。木枯らしの吹くとても寒い日だった。その道すがら、日本橋近くの東急百貨店の跡地に巨大なオブジェを発見。その名は、HONBA。頭はふくろう、その他はむささび。実は、日本橋の町おこしのシンボルだ。日比野克彦氏の作で、花と緑で出来ている。で、肝心のやきもの探訪展は、最終日の日曜日ということもあって盛況だった。宗像亮一の利鉢をはじめ素晴らしい作品が一杯だった。その帰りにサントリー美術館の「萩焼400年展」に立ち寄った。萩焼に置物を作っていた歴史が有るのを初めて知った。特に印象に残ったのは割俵型の茶碗だった。
20日(土)
今日は、先週買っておいたスチールの棚を組み立てた。庭に散在している釉薬の入った容器や粘土を少々片づけるため。さすがに上に積むと整理がつくもんだ。ただし、部品が足りず1棚は、部品が届いてからの取り付け。夕方、陶芸教室に行こうと支度をしていざ外に出ようとすると、天気予報通りに雪が。自転車では無理なので、簡単に断念してしまった。夕食後、轆轤を挽く、いつも迷うのが粘土の選択。今回は焼き締めを考えて赤系の粘土を使おうとあれこれ考える。茂木Aに決めた。まず、小物を作ってから、ちょっと大きめの洋風の壷を作る。練りが足りなかったようで気泡がところどころに有るようだ。針で刺して抜いて強行する。なんとか最後まで。でも、今ひとつ気に入らずもう一つ作る。今度は首が薄すぎて...。このへんで夜も深まり、止めにすることにした。本当は潰したいような気がするが。外は雪から雨に変わっていた。寝る時に眼鏡を外すとレンズの縁に粘土が付いていた(右の写真)。
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