陶紙大会(予告編)
陶紙大会(予告編
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紙が陶器に!いえいえ、厳密には紙みたいな素材が焼成すると陶器になります。勿論切ったり張ったりも出来ます。下絵も出来ます。上絵だって。最終的には粘土を使って作るのと同じです。ただ違うのは折ったり編んだり自由自在なのです。
陶紙は5種類の厚み)0.33mm、0.45mm、0.9mm、1.8mm、2.7mm
陶紙は2種類の大きさ)全紙;275mmX400mm、1/4紙;135mmX200mm
専用の糊)ボンドみたいな液体と粉末を混ぜる構成になっています。
下絵鉛筆)焼くとセピア色になります(まるで紙にスケッチしてるよう)。
サポートウール)焼く時に歪んだりつぶれないように支えるセラミックの綿。
専用釉薬)焼成温度が1120〜1150℃と通常より低いため。透明と乳白。
<陶紙の焼成工程>
加工は切ったり貼ったり編んだり、霧吹きで水を含ませれば筒のような物も出来ます。貼るのには専用糊が必須です。下絵を描きたい場合はここで行います。そして通常の素焼きに当たるのは陶紙の場合締め焼きと言い1230〜1250℃で焼成します。この後でも下絵は出来るようです。そして専用釉薬を掛けて本焼き1120〜1150℃で行います。これ以上だと軟化して変形してしまいます。この時点で通常の陶器と同じになります。上絵も通常と同じように施せます。
締め焼き前の作品達です。まさに、紙そのものという感じです。左上の篭を作って両肩痛になりました(笑)。

締め焼き後の作品達です。ちょっとわかりにくいかもしれませんが。篭は見事につぶれ、魚も縁が倒れています。羽根の下に支えをした鶴と折って結構頑丈だったかぶとが、まあ、成功かなと言う感じです。これらは、一番薄い陶紙で作りました。手で強く握ると粉々になりそうです。まだ、素焼き後のような感じです。
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